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DIARIES

029まで旧307でのDIARIESとなります。

  • 2022年4月7日

『書籍』


誰もが無料で情報を仕入れやすい時代になりましたが、お金を払って読む情報が無くならないのはやはり意味があるからだと感じています。

その意味は人それぞれですし、こんな人間がどうこう語れることではありませんが、今日の記事にお付き合い頂ければ幸いです。


307の構想をする段階で『書籍を楽しんで頂く』というのは最初からありました。


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文化服装在学中、図書館には良く足を運んでいました。卒業後も通っていた時期があります。

在学中は単純に自分の買い物にフルスロットルしていた時期だったので雑誌代すらケチりたい貧乏学生でした。

そんな貧乏学生にとって最新の雑誌をゆっくり、座って読めるだけでも有難かったことを今でも覚えています。


書籍というアナログな情報収集がまだメインの時代ということもありましたが、今となってはとても有意義な時間だったと感じています。

しかし、この特権は誰にでもあるわけではなく、あの学校の在学生、卒業生が得られるものです。


『こんな空間が静岡にもあれば、、、』と卒業後、静岡に住んでいる時期は思っていました。


そこがアイディアの基になっているんだと感じます。

図書館という代物には程遠いですが、どなたでも、ご自由に、時間の許す限り書籍を楽しんで頂くことが出来る空間をつくりました。


そんな空間に販売員がいたら気まずいにもほどがあるというのは良くわかります。その為307には販売員もいません。

(これはまた別の記事で深く語らせて頂こうと思います。)


別のお客様も来ません。あなただけの空間でお楽しみ頂けます。

少しは図書館に近づけられるよう、このようなシステムとさせて頂きました。


万が一のお暇潰しにでも、書籍を読みに足を運んで頂ければ幸いです。


プレオープン中さりげなく置きすぎてあまり気づかれなかったこちらも是非♪笑



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  • 2022年4月5日

『10年前』


約10年前にアメリカに行っていた頃のブログが発見されたので一部抜粋致します。

10年前は23歳、、、青いにもほどがある年頃なので羞恥心はありますがネタとして面白かったので公開します。



以下当時のブログより



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某ビーチの某スケートパークでの出来事。日本の雑誌の人達がスナップ写真を撮っていました。


着替えを持って。


.....


...........


....................


そう。そこまでも作りこんでました。

僕的にはスケーターのそのままの格好の方が格好良かったんですけど。


ボロボロになった靴、今にも破れそうなパンツ、くしゃくしゃのシャツ、ニット帽。


彼はそこのパークに行けばいつもいました。


きっとほぼ毎日このパークにきて、ほぼ毎日ケボーをやって....


そうやって出来た靴の穴、パンツのダメージ。

どんなにきれいな服より僕には格好よく見えました。

決しておしゃれではありません。


でも本当に格好良いと僕は思う。

それは服装ではなく


生き方という格好良さ。


スケーターとしての格好良さ。


彼はそこのパークで誰よりも早いスピードでトリックに挑戦していました。もちろん失敗もしていたけど、成功したときはその場がすごく盛り上がる。


うまく言えませんが、努力して、努力して、成功している姿は何よりも格好良いです。

服の格好良さとはもちろん違うものだけど...




そういうものをぼくは伝えたいと思います。


でも僕はスケボーが上手いわけでもない、でもスケボーは大好き。もちろん音楽も。


何でスケボーの格好良さ、音楽の格好良さ、そういったカルチャーの格好良さを伝えられるのか。




僕は服で伝えるということを選びます。


本当に矛盾しているけど、そう思います。


服という格好良さで、スケートボード、スケーターという格好良さを。音楽の楽しさ、格好良さを。


生き方という格好良さを。



格好だけになりやすい、この格好良さを。

服というものを通じて、僕は多くの人に伝えていきたいと思います。


格好だけが多いこの世界。大変だと思うけど、格好だけにならないような格好良さを。



そんなものをぼくは伝えていきたいと思った今日このごろでした。


____________



昨日の記事と比べてもわかるように、進歩があまりなさそうな10年ですね。笑

写真も出てきたので数枚掲載しておきます。



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当時NYで泊まったホテル、7号室でした。

  • 2022年4月4日

『埋まりきらないパズル』

学生時代からファッションが好きで、各ジャンル様々なファッションをしていました。

全てのジャンルのファッションをしてきたわけでも、高価なものをそんなに購入できていたわけでもありませんが、チープからハイまでそれなりに楽しんでいました。


そこで100%満足をしていたらきっと307を立ち上げていないんだと思います。

そもそもですが、既存のお店で満足していたら動機は生まれていません。


過去、一度アパレルを離れていた時、ファッションに対して何かが欠けていて、燃やし切れなかったカスのような気持ちがありました。


その世界にいるわけでもないのに


行き過ぎた自己主張も

綺麗に右向け右になったトレンドも

今日の最先端も明日には模範をされてしまう情報の早さも

品質の保証もないブランドも

高値で買うブランドという名のタグか、安値で買う隠したいタグか

長く愛せもしないのに一生や長年という単語がでる商品紹介も


薄っぺらく感じ、何とも言えない感情がこみ上げてきていたことを今でも覚えています。


自分が好きだったファッションって何なのか、考える日々が続いていました。


答えは簡単でした。これがファッションなら自分が好きなのはファッションはじゃなくて良い。


スケートボードに熱中していたころ、それらしいファッションが少し流行した時期がありました。

ストリートという言葉が飛び交い、行動のないストーリートというファッションを街中で見かけるようになり、

『世がこれをストリートと言うのなら自分ストリートじゃなくて良いっす』という思考になりました。


そんな気持ちで自分が好きなそれは『ファッションでなくても別に良い』となりました。

自分が好きなものは衣服であって世のファッションではないんだなと線引きをして。


それでも不思議と衣服を販売したいと、店舗を構えたいという夢は忘れられなくて

307を営むというスタートラインまで来ました。


ここ数年~現在は上記のような棘のある感情は持っていませんし、若かったな~と思うところもありますが、正直な過去の感情です。


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307を営みながら少しづつ少しづつ埋まりきらないパズルを埋めていけたら幸せなのかもしれません。

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