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- 2024年10月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月28日
今回のバッグの生地を紹介致します。

黒が表、白っぽい色味が裏
先ず、素材はリネン(亜麻)100%。
素材で見たらリネン100%のトートはざらにあると思います。
そしてそのほとんどはほっこり(ニュアンス伝われば嬉しいです。)なデザインと言うか、ナチュラルなテイストのトートになっているかと。
今回の生地、ほっこり感は皆無です。
遡ること数ヶ月前、この生地と初対面した際に「なんか懐かしい。あー、マルジェラのペンキだったり、チープマンデー、April77辺りのコーティングされたデニムっぽい」
そう、00年代後半の雰囲気が生地から感じられる。

※自然光が当たる中で撮影をしていますが、光の当たり方でいろんな表情がある生地です。あくまでもご参考としての写真になります。
※誤解が無いよう記述します。今回の生地はデニムではありません。厚さも薄め(ライトオンス)になります。
機屋さん(生地メーカー)にこの生地について聞いてみると
「版画のかすれをイメージした生地で、リネン100%の生地の全面に顔料プリントをしたもの。経年の変化で革のように光沢が出る場所、シワが入り色落ちがする場所があったりと使う人ごとの味を楽しめる生地です。」
なるほど、このプリントがほっこり感を皆無にさせ、モードよりの雰囲気を醸し出していると納得致しました。
顔料プリント…Tシャツに良く使われているプリントの一種
しかし先にも記しように生地自体に化学繊維が入っていない為有機的な雰囲気もしますし、実際に数ヶ月使用していると有機的な雰囲気(経年変化)がより感じられます。
この生地を最大限に活かすにはシンプルなデザインが1番だと感じ、極力ステッチも省き今回の様なデザインに致しました。

サンプル納品時

サンプル数ヶ月使用後
機屋さんの説明通り、光沢感やシワが入り何処となく色落ちしている箇所が出てきました。
1年、2年…どんどん変化していくこのバッグを楽しんで頂ければ幸いです。
私自身もこのバッグがどんな変化をしていくのか、とても楽しみです。
◯ こちら、生地の都合上一度完売になりましたが、2つ分確保ができましたので改めて販売致します。
◯詳細は現在発表出来ませんが11月の末ごろに静岡にて販売致します。
◯前回分はお問合せ頂き完売した為気になる方はInstagram、dmよりお問合せ下さい。