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- 2023年4月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年5月25日

Ahmad Jamal(以下ジャマル)をご存じでしょうか?
勝手ながらご存じない方が多いと感じています。
ジャマルはジャズのピアニスト。1950年代から活動をはじめ、2020年代にも新作をリリースしていたが去る4月の16日に永眠。
端的にお伝えすると以上です。
彼を
『1945年以降のJAZZの発展における重要性ではチャーリー・パーカーに次ぐ』
『ジャマルほど「間」とダイナミズムに長けたピアニストはいない。自分のインスピレーションのすべての源なんだ』byマイルス・デイヴィス
と評する声も多い。
近年ではロバート・グラスパーも彼から影響を受けていると口にしている。
HIP HOP好きな方でしたら彼がリーダーを担っていたTrioでの作品『THE AWAKENING』が多くのアーティストにサンプリングされていたことをご存じかと。
しかし、ここ日本では彼の訃報が大きなメディアに載ることはなかった。(こちらのチェック不足かもしれませんが)
簡潔に、何をお伝えしたいかと言いますと
決してメディア,SNS露出が多いものだけが『良い何か』ではない。
何方かの言葉を借りると『売れているものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンだよ。』
ということです。
寧ろ、『良い何か』は三者三様であり、あなたなり、自分なりのアンテナで『良い何か』を見つけていくものだとわたしたちは考えています。
そのため、わたしたちなりに素敵だなと感じたものも必要以上にアウトプットして来ませんでした。
しかし、ふとここまで歩んできた道を振り返ると
信頼できる何方かから『これ良いよ』と言われると素直にトライしてみる(聞く、見る、食べる、行く、着る等)という行動を起こしてきました。
そんな初期衝動前の『背中を押す』という役割を担いたいと最近ふつふつ感じております。
『背中を押す』というのがメディアという瞬間ももちろんあると思います。わたしたちもあります。
しかし、そればかりでは自分色がメディア色に近くなってしまう。
せっかくアナログな『店舗』という出会いの場。わたしたちなりに背中を押させて頂きます。
決してそれは衣服、家具、作品だけではなく音楽であったり、本であったり、、、『良い何か』に出会える307で在りたいと感じています。
307的名盤 Ahmad Jamal BUT NOT FOR MEから『BUT NOT FOR ME』、是非ご拝聴下さい。